2017年3月24日金曜日

「液体 POPッ。」より抜粋

「ドロの魔法使い」

己の妖力(ペテン)が通用しないと分かるや否や
魔法使いは瞬間に態度を変え
本当の姿を見せたそれは
もう直ぐしたら自然に
この星の重力にも敵わくなるであろう
そのなんとも 不細工に肥やし
ドロドロと溶けかかった身体、
眼球には輝きなど無く
まるで二つの深い穴だけが横に並んでるだけだが、しっかりこちらを凝視し
ゆっくり ゆっくり
こっちへ こっちへ
不気味にわめきながら
紫色の煙を吐きながら
地面をひきずるように歩くその容姿は
もうヒトでは無くほぼドロのカタマリ。

そのほぼドロのカタマリは
身体をひきずり
悪態をわめきながら
絶えず紫色の煙を吐き続け
辺り一帯にそれを充満させ
オレのヒカリや呼吸
そしてココロを奪おうと

そのほぼドロのカタマリは
必死に必死に煙を吐き続けながも
必死に必死に次の呪術も考える
それこそそれがイキガイみたいに

「ドロの魔法使い」の間違ったイキガイに
オレに出来る事は唯一つ

「アタタカク ミマモッテ イマス」

そして
ヒカリはオレの中に萌え萌えです。


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